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ルール記事|《シャルロッテの水形術》について

ここ最近タイトルのカードである《シャルロッテの水形術》に関するルールの質問が多いので、この記事を書く事になりました。

まず、カードの情報を変更する効果は、適用する順番が決まっています(総合ルール909.1)。新たな効果が発生した場合、すべての効果の順番を決め、最初から計算をし直します。「カードの上に、効果を書いたガラスを重ねて、上から情報を見る。ルールではその重ねる順番を決める」とイメージしてください。

効果の適用順は以下の順番です。
1.そのカードに書かれている情報自身および基準能力による効果を適用の基準とします。
2.種類、種族、特徴、属性を与えるまたは失う効果を適用します。
3.能力を与えるまたは失う効果を適用します。
4.数値以外の情報を変更する持続効果を適用します。
5.カード上のカウンター以外で数値の情報を変更する持続効果を適用します。
6.カード上のカウンターによる数値の情報を変更する持続効果を適用します。
また、順番が同じ効果は、おおむね効果が発生した順番で適用します(総合ルール909.3b、効果の依存関係(909.3a)は本気で説明するとけっこう難しいので、今回の記事では触れません)。

これを前提としてケース毎に起こりうる問題と、解決を列挙していきます。

ケース1


《現世に留まる猿》に対して《シャルロッテの水形術》をプレイした場合。

これを上の適用順に従って適用します。
1:《現世に留まる猿》は[100/100]の童話で、「これが場から墓地に~」の能力を持ちます。
2:《シャルロッテの水形術》の種族を変える効果により、《現世に留まる猿》は[100/100]の熊で、「これが場から墓地に~」の能力を持ちます。
3:《シャルロッテの水形術》の能力を失う効果により、《現世に留まる猿》は[100/100]の熊で、能力を持ちません。
5:《シャルロッテの水形術》の数値を変更する効果により、《現世に留まる猿》は[400/400]の熊で、能力を持ちません。
最終結論:《現世に留まる猿》は[400/400]の熊で、能力を持ちません。

ケース2


+100/+100カウンターが1つ置かれている《御影家の三女 紗羅》に対して《シャルロッテの水形術》をプレイした場合。

これを上の適用順に従って適用します。
1:《御影家の三女 紗羅》は[500/500]の吸血鬼で、「これはこれに~」と「[闇][闇][1]:対象の~」の能力を持ちます。
2:《シャルロッテの水形術》の種族を変える効果により《御影家の三女 紗羅》は[500/500]の熊で、「これはこれに~」と「[闇][闇][1]:対象の~」の能力を持ちます。
3:《シャルロッテの水形術》の能力を失う効果により、《御影家の三女 紗羅》は[500/500]の熊で、能力を持ちません。
5:《シャルロッテの水形術》の数値を変更する効果により、《御影家の三女 紗羅》は[400/400]の熊で、能力を持ちません。
6:カウンターによる情報変更により、《御影家の三女 紗羅》は[500/500]の熊で、能力を持ちません。
最終結論:《御影家の三女 紗羅》は[500/500]の熊で、能力を持ちません。「カウンターの計算は一番最後」と覚えておくといいでしょう。

ケース3


《パンドラの希望の標》が装備されている《聖風の使い魔 タマ》に対して《シャルロッテの水形術》をプレイした場合。

これを上の適用順に従って適用します。
1:《聖風の使い魔 タマ》は[200/200]の使い魔/猫で、「これが場に出たとき⇒~」と「これを破壊する:~」の能力を持ちます。
2:《シャルロッテの水形術》の種族を変える効果により《聖風の使い魔 タマ》は[200/200]の熊で、「これが場に出たとき⇒~」と「これを破壊する:~」の能力を持ちます。
3:《シャルロッテの水形術》の能力を失う効果により、《聖風の使い魔 タマ》は[200/200]の熊で、能力を持ちません。
5-1:《パンドラの希望の標》の効果は《シャルロッテの水形術》よりも先に発生しているので、先に効果を適用します。《パンドラの希望の標》の数値を変更する効果により、《聖風の使い魔 タマ》は[600/600]の熊で、能力を持ちません。
5-2:《シャルロッテの水形術》の数値を変更する効果により、《聖風の使い魔 タマ》は[400/400]の熊で、能力を持ちません。
最終結論:《聖風の使い魔 タマ》は[400/400]の熊で、能力を持ちません。
《パンドラの希望の標》の「装備されているリゾネイターが場から墓地に置かれたとき⇒~」の能力はこのアディション自身が持つ能力なので、《シャルロッテの水形術》の影響を受けない点に気をつけてください。

ケース4


《急成長》の効果が適用されている《現世に留まる猿》に対して《シャルロッテの水形術》をプレイした場合。

これを上の適用順に従って適用します。
1:《現世に留まる猿》は[100/100]の童話で、「これが場から墓地に置かれたとき⇒~」の能力を持ちます。
2:《シャルロッテの水形術》の種族を変える効果により《現世に留まる猿》は[100/100]の熊で、「これが場から墓地に置かれたとき⇒~」の能力を持ちます。
3:《シャルロッテの水形術》の能力を失う効果により、《現世に留まる猿》は[100/100]の熊で、能力を持ちません。
5-1:《急成長》の効果は《シャルロッテの水形術》よりも先に発生しているので、先に効果を適用します。《急成長》の数値を変更する効果により、《現世に留まる猿》は[500/500]の熊で、能力を持ちません。
5-2:《シャルロッテの水形術》の数値を変更する効果により、《現世に留まる猿》は[400/400]の熊で、能力を持ちません。
最終結論:《現世に留まる猿》は[400/400]の熊で、能力を持ちません。
《急成長》と《シャルロッテの水形術》を解決した順番が逆にだと、適用順が変わって[100/100]→[400/400] →[400/400]+[+400/+400]となり、結果は[800/800]になります。