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Force of Will海外ニュース vol.6 “Disturbance”


リミテラペルセ!!海外ニュース担当、非公式スペシャルサポーター(自称)の谷田尚之です!(※この挨拶についてはフリーペーパーのFOW Magazine vol.1をご確認ください)
今回はアメリカで行われたARG Winter National Chanmpionshipの大会結果から最新弾「運命の再開」発売直後の環境を読み解いていきましょう!前回までの記事で紹介させていただいた大会結果とは大きく様変わりした上位ルーラー分布からご覧ください。

5:《救済代理人 リリアス・ペタル/九尾の狐
2:《黒衣の少女/殺戮の戦姫 ダークアリス
1:《黒き月の友人/永劫吸血鬼 御影清十郎

黒き月もビックリの真っ黒環境ですね。運命の再開が発売されるまでその勢力が衰えることがなかった《風の六賢者 フィースシング/聖風の大魔導師 フィースシング》デッキはトップ8に1つも残れず、新たなルーラー《救済代理人 リリアス・ペタル/九尾の狐》がこれまでのフィースシング並みの最大勢力に躍り出ました。
《救済代理人 リリアス・ペタル/九尾の狐》のデッキは2体のリゾネイターと《殺生石》から強力な誘発能力を持つ大型リゾネイターを作り出すデッキですが、魔石デッキからコールされる魔石の順番次第では《風の六賢者 フィースシング/聖風の大魔導師 フィースシング》に勝るとも劣らない速さで《白き竜 グウィバー》のような大型リゾネイターを召喚することができる点はもちろん、それらのリゾネイターが前述した強力な誘発能力を持っている点で《風の六賢者 フィースシング/聖風の大魔導師 フィースシング》よりも使用するプレイヤーが多かったのではないかと推測します。単体のカードパワーもデッキパワーも申し分ないルーラーはそれだけで魅力がありますね。

新弾発売直後の大会ということで後手に回るようなデッキよりも自分の強みを押し付けれるデッキが結果を残すというのは予想がついていたので《救済代理人 リリアス・ペタル/九尾の狐》デッキが結果を出したことに驚きはないのですが、予想外だったのは《黒衣の少女/殺戮の戦姫 ダークアリス》のようなメタデッキがこうも早く上位に食い込んできたことです。

《黒衣の少女/殺戮の戦姫 ダークアリス》のルーラー面の能力が《救済代理人 リリアス・ペタル/九尾の狐》の効果で召喚される大型リゾネイターの合成元として優秀な《現世に留まる猿》に対してピンポイントで強いこともあり、《救済代理人 リリアス・ペタル/九尾の狐》デッキに対して相性がいいことに気付いていたプレイヤーは少なからずいたと思います。ですが、この環境黎明期に《救済代理人 リリアス・ペタル/九尾の狐》が最多勢力であることを読み切り、そこに相性が良いデッキを組み上げてくる判断力の高さと勝負強さは私も見習いたいものです。

こちらは上の《黒衣の少女/殺戮の戦姫 ダークアリス》デッキを破って優勝を果たした《救済代理人 リリアス・ペタル/九尾の狐》デッキです。
毎ターンリゾネイターを場に出し続けなければならない《救済代理人 リリアス・ペタル/九尾の狐》デッキですが、このレシピではその消耗の激しさを補えるリゾネイターを多く採用することによってミラー戦や手札破壊にも比較的戦いやすくしています。このデッキを見た後にもう一度上の《黒衣の少女/殺戮の戦姫 ダークアリス》デッキを見てみると、1枚のカードで複数枚の手札を捨てさせるカードの採用などから、やはり《救済代理人 リリアス・ペタル/九尾の狐》デッキに強くなるように構築されているのがよくわかりますね。結果的には《救済代理人 リリアス・ペタル/九尾の狐》に軍配が上がった大会となりましたが、決勝での悲しい事件がなければ結果が変わっていたかもしれません。

ARG Winter National Chanmpionshipの結果だけだと《救済代理人 リリアス・ペタル/九尾の狐》がトップクラスに強いデッキとも見れるのですが、実際はデッキの弱点がハッキリとしており、相性の悪いルーラーも現時点で周知されているので、今後は《救済代理人 リリアス・ペタル/九尾の狐》以外のデッキが勝ち上がることがあると思います。
《黒衣の少女/殺戮の戦姫 ダークアリス》はもちろん、誘発能力を完封する《古き世界の旧友 かぐや/月下の覚醒者 かぐや》や、風属性の無効呪文を多く搭載したクロックパーミッション的な《風の六賢者 フィースシング/聖風の大魔導師 フィースシング》などなど、様々なデッキが虎視眈々と上位入賞を狙っています。ルーラー以外のカードでは《四聖の角笛》のような墓地対策カードや様々なリゾネイターに対応できる《闇に浮かぶ湖月》といったカードがどこまで睨みを効かせられるか注目していきたいですね。

年が明けてすぐに開催されるAGP東京では最近まであまり活躍していなかったルーラーが活躍するかもしれません。もちろんここまで記事を読んでくださったあなたが好きなルーラーにも優勝するチャンスはありますよ!!
それではまた次の記事、もしくはAGP東京の会場でお会いしましょう!!

文:谷田 尚之

yada谷田 尚之
Force of Will黎明期から現在に至るまで活躍し続けるベテランプレイヤー。
日本OPEN優勝をはじめ、その他大会でもコンスタントに結果を残し続けている。
WGP2016日本代表にも選出された。
新しいプレイヤーの育成も熱心に行っており、彼の教えを受け成長したプレイヤーは数多い。


バックナンバー

◆Force of Will海外ニュース vol.5 “Tempo”
◆Force of Will海外ニュース vol.4 “Chase”
◆Force of Will海外ニュース vol.3 “Package”
◆Force of Will海外ニュース vol.2 “the Dark”
◆Force of Will海外ニュース vol.1